筆者は約20年前にポケモンカードをはじめ、公式大会に参加したりインターネットのゲームを通して遊んできた。そこで、今回の記事から印象に残っているカードを各世代ごとに紹介しようと思う。本記事では、2013年から2016年に発売された「ポケモンカードゲームXY」「XY BREAK」シリーズのカードを解説する。
筆者は2006年発売の「ポケモンカードゲームDP」シリーズからポケカを始め、2009年から2010年に発売された「ポケモンカードゲームLEGEND」シリーズの時期まで遊んでいた。その後、ブランクを経て「ポケモンカードゲームXY」シリーズの拡張パック「バンデットリング」が発売されたあたりの時期に復帰した。この時期の対戦環境で、印象に残っているカードは以下の通りである。
ガラガラBREAK(XY8 036/059)

このカードは拡張パック「赤い閃光」に収録されている。この拡張パックの発売と同時に、新シリーズ「ポケモンカードゲームXY BREAK」が始まり、「BREAK進化」が登場した。「BREAK進化」とは進化前のカードのイラスト部分に横向きにBREAK進化カードを重ねて進化することである。進化後に加え、進化前に持っていた特性やワザを使用できるのが特徴だ。
拡張パック「赤い閃光」「青い衝撃」には複数のBREAK進化カードが収録されていたが、その中でも筆者は「ガラガラBREAK」を対戦で使用していた。このカードのワザ「ボーンリベンジ」は、相手がとったサイドの枚数が多いほどダメージが大きくなり、終盤にフィニッシャーとして活躍した。この時期の闘タイプのポケモンは、「ストロングエネルギー」や「ファイティングスタジアム」、「レジロックEX」や「ちからのハチマキ」などワザのダメージを加算できるサポートカードが充実していたため、高いHPを持つ相手も一撃できぜつさせることができた。また進化前の「ガラガラ」は特性「ようじんぼう」を持っており、この時期に流行った「ガマゲロゲEX」のワザ「ブルブルパンチ」によるグッズロックを無効化できた。

ジガルデEX(XYG 009/019)

このカードは「パーフェクトバトルデッキ60 『ジガルデEX』」という構築デッキに収録されている。3つのワザを持っている数少ないポケモンである。構築デッキに同じく収録されているポケモンのどうぐ「パワーメモリ」をつけると、4つ目のワザまで使用できるようになる。
筆者は、このカードと特性「イライラかふん」をもつ「ラフレシア」を組み合わせたデッキを使用していた。「ラフレシア」が場にいると、おたがいのプレイヤーはグッズを使用できない。しかし、「ジガルデEX」はたねポケモンであるため、グッズを使用して育てる必要がない。そのため、グッズロックのデメリットを相手だけに押し付けることができた。

特に、この時期は「M進化」ポケモンが流行していたが、「M進化」ポケモンは「ソウルリンク」というポケモンのどうぐをつけていないと進化したときに番が終わる効果をもっていた。グッズロックすることで相手がソウルリンクをつけられないようにし、M進化ポケモンの攻撃を1ターン遅らせられるのが強力だった(現在と異なり、この時期はポケモンのどうぐがグッズとして扱われていた)。
チャーレム(XY5 036/070)

このカードは拡張パック「ガイアボルケーノ」に収録されており、「Ω連打」の古代能力を持っている。古代能力は特性に似たもので、古代能力「Ω連打」をもつポケモンはワザを2回連続で使える。「Ω連打」をもつポケモンは他にもいたが、闘タイプの「チャーレム」は特に強力だった。その理由は、先述の通り当時の闘タイプのポケモンにはダメージを追加できるサポートカードが多くあったからである。「チャーレム」は2回連続で攻撃できるため、サポートカードによって加算されるダメージの量も2倍になる。これにより、非ルールのポケモンでありながらポケモンEXを一撃で倒せた。
また、チャーレムがきぜつした後に「メレシーBREAK」のワザ「ダイヤモンドギフト」を使用することで、ベンチのチャーレムに再びストロングエネルギーをつけることができた。さらに、チャーレムにポケモンのどうぐ「きあいのタスキ」をつけることで、チャーレムを一撃で倒されないようにすることもできた。「Ω連打」の長所は、大ダメージが出せることだけでなく、ダメージを2回に分けて与えられることにもあった。これにより、HPの低いポケモンを1ターンのうちに2体まとめてきぜつさせられた。

まとめ
「ポケモンカードゲームXY」「XY BREAK」シリーズの中で印象に残っているカードを紹介した。当時の闘タイプのポケモンには優秀なサポートカードが多くあり、ワザのダメージを追加して相手を一撃で倒すのが楽しかったため、筆者は闘タイプのポケモンを好んで使用していた。しかし、闘タイプは複数のタイプの弱点をつけることもあり、最近は弱体化されて対戦環境であまり使われておらず残念である。