前回に引き続き、2016年から2019年に発売された「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」シリーズで印象に残っているカードを紹介する。筆者はこの時期に最も精力的にポケモンカードを行っており、ジムバトルや大型大会にも積極的に参加していた。また、この時期にはポケモンカードを扱う動画配信者が増えたり、500円で購入できるデッキが発売され、ポケモンカードの人口が爆発的に増えた。その影響で、抽選に当たらないと大型大会に参加できなくなった。
前シリーズでは、トレーナーズや特殊エネルギーなどの強力なサポートカードが豊富にあり、それらを使って盤面を整えて戦うのが主流だった。それに対し、今シリーズでは強力な「GXワザ」を持つポケモンや、個性的なワザや特性をもつポケモンが登場し、それらを軸にデッキを組むことが多くなった。そのような対戦環境の中で、筆者の印象に残っているカードは以下の通りである。
ジュナイパーGX(SMA 004/059)

このカードはシリーズ開始と同時に発売された「スターターセット草 ジュナイパーGX」という構築デッキに収録されている。本シリーズでは新しくポケモンGXが登場した。ポケモンGXはきぜつしたときにとられるサイドの枚数が2枚である代わりに、高いHPや強力なワザおよび特性をもっている。それに加えて、対戦中に一回しか使えないGXワザをもつ。「ジュナイパーGX」の特性「フェザーアロー」は相手のポケモン1匹にダメカンを2個乗せられ、残りHPが少ない相手のポケモンを倒すのに便利である。また、GXワザ「ホロウハントGX」は自分のトラッシュにあるカードを3枚手札に加えられ、強力なカードを再利用できる。
筆者はこのカードと「ガマゲロゲEX」を組み合わせたデッキを使用していた。「ガマゲロゲEX」のワザ「ブルブルパンチ」は、次の相手の番に相手がグッズを使えないようにする効果をもっている。このワザで相手を妨害しつつ、「ジュナイパーGX」の特性で相手のポケモンのHPを削る動きが強力だった。また、当時の草ポケモンには、「巨大植物の森」や「活力剤」などの強力なサポートカードがあったため、2進化の「ジュナイパーGX」を簡単に複数体場に出せた。

ゾロアークGX(SM3+ 054/072)

このカードは強化拡張パック「ひかる伝説」に収録されている。特性「とりひき」は自分の手札を1枚トラッシュする代わりに山札を2枚引ける。盤面にゾロアークを複数出すことで、毎ターン手札を増やしてより多くのカードを使用できる。また、ワザ「ライオットビート」は「ダブル無色エネルギー」と組み合わせることで少ないエネルギーで中打点を出せる。
筆者はこのカードと「ルガルガンGX」を組み合わせたデッキを使用していた。ゾロアークGXの特性を使用して手札を増やすことで、毎試合理想的な展開ができるのが強力だった。また、山札のカードを多く手札に加えられるため、デッキに1枚だけ採用しているカードを相手に合わせて使用できた。そのため、このデッキは当時の対戦環境に存在していた様々なデッキに対して有利をとれた。

オーロット&ヨノワールGX(SM12a 053/173)

このカードはハイクラスパック「TAG TEAM GX タッグオールスターズ」に収録されており、TAG TEAM GXの一種である。TAG TEAM GXはシリーズの3年目に登場したカードで、強力なワザや特性をもつ代わりにきぜつするとサイドを3枚とられてしまう。「オーロット&ヨノワールGX」のワザ「ナイトウォッチャー」はダメージを与えつつ相手の手札を2枚山札に戻せる。「ジャッジマン」などのカードを使用して相手の手札を減らした状態でこのワザを使えば、相手の動きをかなり制限できる。
ワザを使うためのエネルギーが多いのが難点だが、「カラマネロ」と組み合わせることで専攻2ターン目からワザを使用できた。「カラマネロ」の特性「サイコリチャージ」は、トラッシュの超エネルギーをベンチポケモンにつけられる。この時期の超ポケモンにはグッズ「ミステリートレジャー」もあり、毎試合安定して盤面を展開できた。

まとめ
「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」シリーズで印象に残っているカードを紹介した。当時はこれらのカードを採用したデッキを使って大会に参加していた。特に大型大会では、上位入賞するためには連勝する必要があるため、これらの安定して盤面を展開できるデッキは心強かった。その中でも、「ゾロアークGX」のデッキは使用していた期間が長く、特に思い入れがある。